旬の物を食べていますか?
日本は、季節を気温や視覚からだけではなく、味覚でも感じられる国で、季節によって色々な旬の食材を楽しむことができます。
しかし最近では、野菜などはハウス物が多く出回っていますし、輸入商品も多く、いつが旬なのか分からないような食材もたくさんあります。
いつでも手に入って便利!と思うところもありますが、旬の物を旬の時期に食べるということにメリットがあることをご存じですか?
まず、旬の食材は栄養価が高い!
もちろん、旬でないものに栄養がない訳ではありませんが、旬の物の方が、物によっては何倍、何十倍という栄養価があります。そして、その時期を乗り切るのを助けてくれる効果もあります。トマトやナスなどの夏野菜は体を冷やし、大根や白菜などの冬野菜は体を温めると言われています。
次に、味が濃い!
旬の食材は何と言っても味が濃く、おいしいです。魚には程良く脂が乗り、果物は甘みが増します。ただ、甘いということは、カロリーも高いので食べ過ぎにはご注意ください。自分の体にも脂が乗ってしまいます。
そしてなんといっても、安い!
旬な訳ですから、その食材は大量に収穫されますので、松茸のような例外はあれど、他の季節に比べて値段が安くなります。栄養価が高く、味も良く、安いとなると、食べなきゃ損です。
さて、では今が旬の食材をいくつか上げてみましょう。
メバル
春告げ魚とも呼ばれるメバルは4月頃に旬を迎えます。
煮付けや塩焼き、お刺身などレシピも幅広いです。いい季節ですので、自分で釣って食べるなんてできると最高ですね。
アスパラガス
5~6月が旬。カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、他にも、動脈硬化を予防するルチンが含まれている緑黄色野菜です。二日酔いにも効果があると言われています。
そらまめ
関東周辺では4月~6月頃が旬のそらまめ。
時間の経過とともに食感や旨味成分が急速に落ちていきますので、なるべく新鮮なもの選び早く食べるのが肝心です。
カリウムが豊富で高血圧に効果があるそうです。他にも貧血の予防・改善や老化防止と、女性にうれしい効果もあります。
旬の物の栄養や効果もそうですが、四季を楽しみ、旬を楽しむということが、心と体に良い働きをもたらしてくれるように思います。
旬の物を取り入れて、味と共に季節を楽しんでみてはいかがでしょうか。