辞書、おウチにありますか!?
皆さまに質問です!
「右」を説明してください、と言われたら何と説明しますか??
じつは先日、辞書の編集を題材にした小説を読みました。
2012年に本屋大賞を受賞した「舟を編む(三浦しをん 著/光文社)」という小説です。
(こう書くと読書家のようですが
お恥ずかしながら1年に2、3冊しか読みません…(笑))
その中で「右」という言葉をどのように文字で説明するかという場面があり、「えっ!?右!?」と自分の中で考えてみた結果出てきた答えは「(右手を挙げて)こっち側」と説明することしか思い浮かびませんでした。
小説の中では、主人公が「北を正面にして立った時に東側にくる方向」のような表現をしていました。
自分の頭では全く思いつかない回答に驚いたのと、自分の表現力の浅さに一人で本を前に「ぷっ」と噴き出してしまいました。
そういえば、子どものころ…
家には重くて分厚い「広辞苑」が棚の定位置にあり、何か分からないことがあり親に尋ねると「辞書を引いてみたら」と言われたものでした。
小学校時代には「辞書の早引き大会」もありましたね。
今では紙の辞書は自宅にはなく、調べものといえばスマホでちゃちゃっと調べてしまいます。
学生時代にペラペラとめくっていた辞書は実家に眠っていますが、これを機に辞書を持ち帰ってみようかな、、という気持ちに駆られています(単純…)
最近は自宅でゆっくりできる時間を少し持てるようになったため、調べものは辞書で、そして「言葉」についてゆっくり思いを巡らすのも良いかもと感じた今日この頃です。
(文/渡部)